Real Love...?
教室に着くと、達哉先輩はまだ来ていないみたいだった。
「おい、春っ!」
振り返ると、怒った表情の
先輩が立っていた。
「あの…昨日はゴメッ」
バシッ
「痛っ……」
「お前、俺がどれだけ
連絡したかわかってんのかっ!」
ボスッ
先輩から暴力を受けるように
なったのはこの頃からだった。
「ごめんなさっ」
バシッ
登校してきた達哉先輩は
私たちの間に入った。
ボスッ
「おい、八木っ!
お前なにやってんだよ!」
達哉先輩が先輩を殴る。
「イテェ……
お前に関係ねぇだろ!」
すると先輩は
どこかへ行ってしまった。
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