Real Love...?
振り返ると、そこには
同じクラスの小山さんがいた。
「どうしたの……?」
「………。」
小山さんは俯いたまま
少しの間黙っていた。
「あの…何かあったの……?」
私が尋ねると、
小山さんは重い口を開いた。
「私……犯人………
知っているの…………。」
「えっ………?」
「ごめんなさい。
ずっと……言えなくて……」
美玲が小山さんの胸倉を掴んだ。
「あんた、春の涙
教室で見てたんでしょ!
何で今まで
黙ってられんのよっ!」
本気で怒ってくれる美玲。
「美玲、ありがとう。
でも小山さんは悪くないよ。」
「でも、春っ……。」
私は大丈夫と言う替わりに
美玲に向かって頷いた。
「ありがとう小山さん。
ここはみんないるから
屋上で話聞かせて……。」
そして私たちは
屋上へと向かった。
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