Real Love...?







どれだけの時間、
どれだけの涙を流しただろう。




それでも翔くんは
私のそばに居てくれた。










「俺の家くるか?」




私は何も言わず
首を一度だけ縦に振った。





* * * * * * * * * * * * * * *






黒で統一された綺麗な部屋。


私は座り込んで
ぼーっとしていた。





「春、大丈夫か?」



我に返ると、私は頷いた。




「何かあったのか…?」







そして私は全てを話した。






和也さんのキス。




過去との繋がり。





悲しみ、苦しみ、屈辱……。








話し始めるとまた涙が溢れた。






* * * * * * * * * * * * * * *
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