Real Love...?







「和也がそんなことを……。

ごめんな、春。
俺が和也を呼んだから。


でも、和也は遊びでそんなこと
するやつじゃないんだ。


それはわかってやって欲しい。」





「うん。わかってる。
和也さん、目が真剣だったから。


でも私が弱いから……
昔のことで混乱しちゃって。


私の方こそ迷惑かけてごめん。」





「春……。



春は弱くない。
そんなことされたら、男が
信じられないのは仕方ない。


俺でよかったら
いつでも話聞くから
俺のことは信じろよ…。」






私は首を縦に振った。








………………………………………

同じ男の人でも、
翔くんは信じられる気がする。

………………………………………


























この時、私の中の重い扉は
少しずつ開きだしていた。






* * * * * * * * * * * * * * *
< 79 / 226 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop