向日葵の種


母さんがその場で力無くへたり座り、車を見つめる姿を一瞥。
僕は視線を表ウィンドウへ戻し、真っ直ぐ走行を続けた。
無音の世界。
運転する僕の頭には、千春と過ごしたあの最後の日をプレイバック起こし続ける。
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