向日葵の種

気まずそうな苦笑いを浮かべ、腰が曲がった婆ちゃんを支えるように、寄り添っている。


「お前は……」


腰に両手当て、微かな舌打ちをする。
僕は彼女の恐ろしい行動力に呆れた表情を浮かべた。


「まぁまぁ嬉しいことだねぇ。今日は次から次と可愛い子達が遊びにきてくれたわ。お入りなさい、健太郎ちゃん」
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