向日葵の種


打ち寄せては返す波際を、僕と中野ちこは肩を並んで砂浜を踏み進んでいく。
彼女に合わせて歩幅はいつもより狭く、砂がジャリジャリと鈍く鳴いた。

朝陽を浴びる海は、水面がキラキラと輝いて美しい。
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