永遠の片思い



〜〜さよならなんて言わないで〜〜


8年前…


「あみー。クラスどこだった?」

「A組だった…」

「私は…B組…」

私の入った小学校は私立ということがあったため、A組、B組とクラスが別れていた。

私と1年生の時に仲良くなったあみとは2年生になるとクラスが離れてしまい、私は新しく百合という子と仲良くなった。

「ゆりー、ひろくん、せいやくん。」

これが私達のお決まりのグループだったと思うけど、どうだったんだろう⁇

私はよくひろき君と、せいや君と一緒に帰り道にあった秘密の場所に入りこんでトカゲなんかを捕まえるようなやんちゃな子どもだった。

でも、私と百合はいつのまにかひろき君のことを好きになっていた。

ライバル…

私はそんなことは思っていなかった。

でも、今になって初めて、百合がライバルだと思っていたことを知りました。

百合は私をその時すでに嫌っていたようだ。

私が知らなかったのがバカだったんだね。

私は百合に裏でいろいろ言われていたそうだ。

それがわからないくらい、たぶん私はひろき君のことを好きだったんだと思う。


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