出会い・白輝伝
弾気は真っ直ぐ
天眼鬼額に当たると
思われたが、右腕で弾かれ
運悪く楓の根元にあたり
楓の幹と土をえぐり
虚の中まで破壊した。
弾気が当たる瞬間・
白蛇が結界を張り子供達
を守ったが、衝撃により
外へと弾き飛ばされた。
ニ太を庇い白蛇は立ち木
に叩きつけられ気を
失い倒れた。
一太は嵐鬼に受け止められ、
かすり傷はあるが無事だった。
「じいじが…」
嵐鬼の腕から逃れた一太が
あわてて楓に駈け寄る。
かなりの痛手を受けていた
楓だが、心配する一太に
枝の上より応える。
「大事無い…ニ太はどうした」
意識のない白蛇にすがるニ太が、
胸元に気がつき叫ぶ。
「いもうと…いない」
ニ太の胸元に抱かれていた
妹狐が、飛ばされた衝撃
でいなくなった。
一太は虚があった場所をみる
が、弾気は虚付近を破壊し
楓の根元に大きな
穴を空けていた。
妹の気配を探し、必死に
飛ばされた残骸を探した
が妹は見つからなかった。
天眼鬼が一太を狙い
ジャンプする。
間一髪で嵐鬼が一太を助け
榊に預ける。
「いまは危ない」
「でも妹があの中
にいる。助けなきゃ」
榊の手を振り解き、妹を
助けに行こうとする一太。
側には弾気がはずれシ
ョックを受けた洸が泥の
中に座り込んでいた。
一太は洸に近づき叫んだ。
「早くあいつを倒して、
あいつのせいで…妹が…」
天眼鬼額に当たると
思われたが、右腕で弾かれ
運悪く楓の根元にあたり
楓の幹と土をえぐり
虚の中まで破壊した。
弾気が当たる瞬間・
白蛇が結界を張り子供達
を守ったが、衝撃により
外へと弾き飛ばされた。
ニ太を庇い白蛇は立ち木
に叩きつけられ気を
失い倒れた。
一太は嵐鬼に受け止められ、
かすり傷はあるが無事だった。
「じいじが…」
嵐鬼の腕から逃れた一太が
あわてて楓に駈け寄る。
かなりの痛手を受けていた
楓だが、心配する一太に
枝の上より応える。
「大事無い…ニ太はどうした」
意識のない白蛇にすがるニ太が、
胸元に気がつき叫ぶ。
「いもうと…いない」
ニ太の胸元に抱かれていた
妹狐が、飛ばされた衝撃
でいなくなった。
一太は虚があった場所をみる
が、弾気は虚付近を破壊し
楓の根元に大きな
穴を空けていた。
妹の気配を探し、必死に
飛ばされた残骸を探した
が妹は見つからなかった。
天眼鬼が一太を狙い
ジャンプする。
間一髪で嵐鬼が一太を助け
榊に預ける。
「いまは危ない」
「でも妹があの中
にいる。助けなきゃ」
榊の手を振り解き、妹を
助けに行こうとする一太。
側には弾気がはずれシ
ョックを受けた洸が泥の
中に座り込んでいた。
一太は洸に近づき叫んだ。
「早くあいつを倒して、
あいつのせいで…妹が…」