サンカク△カンケイ。~アタシ×アイツ×???~
「じゃあ転校生の説明も終わったところで、早速だが数学の特別授業を始める」
先生が言った。
はあ?特別授業?
なんじゃそりゃ・・・!?


「って言っても 抜き打ちテストだが」


「ええええええええ」
「はあああああああ?」

ブーイングの嵐。

「静かに!」
と先生がいってもブーイングは止まない

「静かにっ!」
今度は学級委員が言う



────────シーン


さすが絢・・・

絢というのは学級委員の櫻井絢。
小学校では3年からの学級委員で全て1学期の学級委員、みんなから圧倒的な支持があったのだ。
もちろん、頭もよく運動神経もいい。
学級委員=真面目というイメージを持つ人も多いと思うけれど、絢はクラスの盛り上げ役というか...ムードメーカー?
元気で明るいカンジ。
女子は憧れ、男子は絢が好きという人がクラスの3分の1を締めていた。



「うーん、、、さすがだね」
沙帆が言った。
「まあ絢だからね」



「では 抜き打ちテストを始める」


テスト用紙が配られる



うっわ、何コレ
全然わかんないOTZ
勉強しときゃーよかった
まあ抜き打ちだからしょうがないけど!(なぜか自信気



────伊川さんって やっぱり頭いいのかな、
ギリギリ伊川さんのテスト用紙がチラッと見えたとき...





白紙だった




『え...』
ボソっと呟いたアタシ


白紙、、、?



殆ど選択問題なのに...




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