ひとりかくれんぼ
4:45
あれから随時と時間が経ったが、クローゼットのドアが開く事もない。
"何か"が僕を見付ける気配もない。
猫は相変わらずバタバタとのた打って奇声をあげている。
そろそろ終わりの時間だ。
僕は塩水を口に含み、風呂場に向かった。
"ユカ"は洗面器の中に居た。
「私の勝ち、私の勝ち、私の勝ち」
…終わった。
結局何も起こらずに、ひとりかくれんぼは終了した。
(結局…誰も僕を見付けてくれないんだ…)
そう思い、部屋に戻ろうと洗面器から目線を上げた時、何かが…"何か"が鏡に映っていた。
鏡に映っていたもの、それは…
"何か"が僕を見付ける気配もない。
猫は相変わらずバタバタとのた打って奇声をあげている。
そろそろ終わりの時間だ。
僕は塩水を口に含み、風呂場に向かった。
"ユカ"は洗面器の中に居た。
「私の勝ち、私の勝ち、私の勝ち」
…終わった。
結局何も起こらずに、ひとりかくれんぼは終了した。
(結局…誰も僕を見付けてくれないんだ…)
そう思い、部屋に戻ろうと洗面器から目線を上げた時、何かが…"何か"が鏡に映っていた。
鏡に映っていたもの、それは…