先生×お姫様2
「だってよ、海斗」


「えっ!?」


書斎の入り口には海斗がいた



「ご無沙汰しています」


海斗がてっちゃんパパに一礼する




「玲奈、迎えに来た」


手を差し出されて



その手を見つめて




その手をつかんだ




「この手は離さない。一生俺のそばにいるのは玲奈だろ?」


「うん!!」




抱き寄せられ



海斗のぬくもりに包まれた。



このぬくもりが一番安心する。




「玲奈、そばにはみんながいる。隣には海斗がいる。迷うことない玲奈は玲奈らしくいればいい。海斗のお嫁さんとして胸張っていればいい。なぁ海斗」


「はい!俺は玲奈以外受付ないから。玲奈じゃないとダメだからよ」




「海斗・・・」




「はいはい泣き虫さん。よしよし」



さっき泣き止んだのに・・・



でも今は嬉し涙だし



問題ない!!!







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