夏の恋
『そお?俺はいつもこんな感じ。
前は海だったしラフな格好…。
…シートベルト出来ないの?』
私に気付いてくれたと思った瞬間…
『こうやってやるんだよ…』
言葉と同時に私に覆いかぶさる様にして、峻介がベルトに手を伸ばす。
ちょ………っ!!!
うわぁ…
顔…近い…!!
一瞬、峻介と目が合った。
カチャ…
『はい、これでOK。』
…………………。
「あ…ありがと…」
突然の事で恥ずかしくて、体が熱くなる。