夏の恋

『そお?俺はいつもこんな感じ。
前は海だったしラフな格好…。



…シートベルト出来ないの?』


私に気付いてくれたと思った瞬間…





『こうやってやるんだよ…』




言葉と同時に私に覆いかぶさる様にして、峻介がベルトに手を伸ばす。




ちょ………っ!!!





うわぁ…

顔…近い…!!





一瞬、峻介と目が合った。



カチャ…




『はい、これでOK。』




…………………。




「あ…ありがと…」



突然の事で恥ずかしくて、体が熱くなる。
< 60 / 77 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop