華龍〜華麗に舞え
夜の港にカツカツカツと3人のヒールの音だけが響く
ここまで来れば誰もいねぇーな
「・・・・・で?何か話でもあんの?」
静かな港に俺の声だけが響く
女はキッと睨み声をあげ
「色目使って月を誘惑して私との関係を崩そうとしてるんでしょ!!」
なんて言いやがる
俺がいつ色目使って月を誘惑した?
女が言った言葉に笑いが込み上げてくる
南を見てみると南も必死に笑いを堪えているのが分かる
いや
今にも吹き出しそうだな
そんな南の顔を見ていると余計笑える
駄目だ
我慢我慢がまん・・・・・・