華龍〜華麗に舞え

――――美咲


「・・・・山木組ね」クスッ


そういう言葉と表情に私は驚いた

普通の女なら顔を真っ青にさせ泣きながら必死に悲願するのに・・・・
今までの女達だってそうだった。
でも、この女達は違う。
何故この女達はこうまで平然としていられるの?



月を好きって気持ちは誰にも負ける気がしなかった。
だから、必死に店に通いつめ月にアピールしてやっと付き合う事ができた。


本当に本当に嬉しかった・・・


でも、その幸せは長くは続かなかったんだ


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