華龍〜華麗に舞え
Ⅵ
「おい!璃遠!!」
「何だよ・・・・」
はぁ、何か一気に疲れた
「あれでよかったのかよ?
あいつの最後の顔すげぇ辛そうだったんだけど・・・」
敵なのに何で南が心配してんだよ
「何で南が気にするんだ?」
南は苦笑いをしながら
「いや、俺も同じ男だし?
その、なんちゅーか気持ちが分かるんだよな」
ふーん
そんなもんなのか?
「まぁ、そうだとしても俺にはまだ問題がある。
仁にもまだ返事をしていないのにあいつ・・・愛希に返事なんてできねぇーだろ?」
そう告げると南はハァーと溜め息を吐き
「そうかもしんねぇーけど、スルーは止めたげて!!
一番辛いんだぞ?あれ・・・」
「ん、分かった」
南と話していると何処からかドタタタ・・・・・と聞こえてくる
やつが
奴が来た!!!