華龍〜華麗に舞え
っん
誰かが私の髪触ってる・・・
ゆっくり目を開けると男が私の髪を触っていた。
「あのさ、髪触って楽しい?」
起きた事にビックリしたのか男は触っていた手が止まり、こちらを凝視してくる。
「何よ。何か言えば?」
と首を傾けて聞いたら
男は手で口元を押さえ私から目を逸らした。
「何、そんな気持ち悪かった?
そんな露骨に逸らさなくてもいいじゃない!」
「あぁ、悪りぃ。
こいつ鈍感 ボソッ」
「何か言った?」
「いや、何でもねぇ。」