華龍〜華麗に舞え

「今はまだ・・・言えねえ」

皆黙って聞いていて俺の声だけが静かに響く


「この件が終わったら言うつもりだ。
仁、お前の返事もその時させてもらう
お前らそれでいいか?」


遠慮がちに聞く俺に皆は笑顔で

「分かった」

と言ってくれた。
俺はそれだけで嬉しかった

心の奥底から込み上げる感情に胸を打たれながら思った。


やっぱ仲間っていいな


受け入れられなくてもお前と一緒に過ごせた事を心の底から誇りに思うよ




ありがとう
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