華龍〜華麗に舞え

いつまでも硬直したままの男達にしびれをきらした南が

「ちょっとぉ、早く席に案内してくれなぁーい?」


と言うと男達はハッとして

「こ、こちらへどうぞ」


と案内をはじめた。



「今呼んで参りますので少しの間お待ち下さい。お姫様」



いちいちお姫様とか付けんなよ
この糞野郎がっ


うわー
南なんか鳥肌たってっし


観察していると南と目が合い顔を近づけて耳元でボソッと耳打ちをした。


「なぁ、男にお姫様とか言われるのキモいな
すでに帰りてぇーよ・・・・」


ぶっ


あんだけ乗り気だった奴がもう弱音吐いてやがる 笑

まぁ、確かにキモい・・・
いや気持ち悪りぃー

吐き気がする 笑
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