華龍〜華麗に舞え
Ⅳ
はぁ〜
南おせぇ
報告すんのにどんだけかかってんだよ
つか.今日街いつもより人多くね?
何かあんのか?
「璃遠っ!!ハァハァ」
南が息を乱し走ってきた
んな走って何かあったか?
「南どうした?」
「じ、実は・・・・
この街に2人の天使が舞い降りたって噂が広まってるって雪斗が!!」
はぁ?天使?笑わせんな
天使何ている訳ねぇー
「天使?ハッ何言ってんだよお前」
鼻で笑う璃遠に追い討ちをかけるように南が口を開いた
「本物の天使じゃねぇーけど、天使みたいな身なりの女2人らしいぞ?」
「2人ぐみ・・・」
南と目を合わせると複雑そうな笑みを浮かべている
いやまさか・・・な
「雪斗が言うにはホストクラブから出てきた2人組で何でも1人は・・・・」
「ちょい待ち」
「なんだよ璃遠?」
ホストクラブから出て来た女2人組?
店には女2人組の客俺らしかいなかったぞ?
「まさかと思うけどそれって俺らの事?」
と苦笑いしながら南に聞くと手で頭をガシガシかきながら
「あぁ、らしい」
なんだとぉおー!!!!?