道草なかま。




はぁ、はぁ、はぁ…。

「「間に合った〜!」」


「ばーか。

2分遅刻だから。」


そういって真鍋の頭を叩いた。


「美都が走るの遅えのがいけねーんだよ!」


「はぁ?

真鍋がバカみたいに速いだけでしょ?!

あたしだって女子の中じゃ1番だし!


てゆーか、真鍋がお昼食べるのが遅かったのが悪いんでしょ!?」


「人のせいにするなよな!!」


「そっちこそ!!」


「いい加減にさなさい。」
「いい加減にしろ。」


後ろから鈴木の鉄拳が飛んできた。


「いってー!!」
「いったーい!!」


あたし悪く無いのになんでチョップくらわなきゃいけないの!?


「うるさいのは放っておいて、練習始めます。」


しかも報知だし!!


「まず、野球とテニスとサッカーの人は、各練習場所に行って。

それで、残りのバスケとバレーの人は体育館で練習になるから。」



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