道草なかま。


「はいはーい!

じゃあノノはセカンドやる〜!」


突然アニメみたいなかわいい声がした。


「……安藤さん?」


「うん、安藤ノノだよ。

よろしくね〜!」


なんか安藤さんって、思ってた感じと全然違うかも。

ちょっと真鍋っぽい。


「なんでセカンドなの?」


「だってさー、セカンドなら、ナナちゃんと龍ちゃんの隣だもん!」


不純な理由まで真鍋っぽいな…。


「ヤッター!

僕、ノノちゃんと隣だ〜。」


「えへへー。

ヤッター。」



ダメだ…。

なに、この独特の空気…?


「……あのふたりバカじゃないの?

真鍋と美都みたいよ。」


「はぁ〜?!

あんなんと俺らを一緒にすんなっつーの!

なあ、美都?」


「そうだよ!

あたし、あんなにバカっぽくないもん!」



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