妖精の贈り物゚*-。松葉杖

『おうっ上がれよ』

『ああ、さんきゅ…って何その足!!どうだった!?』

『実は…』

『どうしような。お前がいなくなったら今年の夏は終わりだな…』

『………治すよ。出るよ。』

『そんなんお前っ…』

泣きそうな俺を見て、亮介は

『ごめんな。とりあえず今日は帰るわ。またメールするよ。安静にしとけよ!?』

俺は うん、とだけ言った
玄関を出ていく音がする
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