美しい花−先生と甘い関係−【下】

早くって言ったから急いでくれたのか、あたしが寝ぼけていて早く感じただけなのかはわからないけど、祥介さんはすごく早く部屋に戻ってきた。


濡れた髪のままベッドに入ってきた祥介さん。


あたしにも水滴が少しかかった。






「乾かさないと風邪ひくよ？」


「お前じゃねぇんだから大丈夫だ」






ベッドに寝転んできた祥介さんはあたしに腕を回して自分の方へと抱き寄せた。


シャンプーのいいにおいがして、あたしは顔だけを祥介さんにすりよせていってしまった。






「ハンバーグ、起きたら食うからな？今日は悪かったな」


「病院にいたんですか？」


「ああ、サヤカについてやってたら寝ちまってて、朝になってた」


「毎日病院に行ってたから疲れてたんだね？」


「そうみたいだな…」


「ゆっくり休んでね？おやすみなさい」


「ああ、おやすみ」