美しい花−先生と甘い関係−【下】
あたしたちは会えなかった時間を埋めるように抱き合った。


無理だって分かってるけど、ずっとこのままでいたい。


もうサヤカさんのとこに行かないでって言ってしまいそうになる。


でも、そんな我が儘を言っても解決にはならないって分かってるし。


ただ、サヤカさんが回復してくれるのを願うしか出来ない。






「祥介さん」


「ん?」


「祥介さん…先生…」


「なんだよ?」


「祥介……うふっ」





初めて呼び捨てにしたけどすごくドキドキした。




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