美しい花−先生と甘い関係−【下】
年があけ、アザミは仕事を辞めると言い出した。


なんとなく近いうちにそうなるとは思っていたが、予想より早かったな。



でも、まあ、アザミが…桜が幸せになんならそれでいい。



俺はお前が好きだが、妹みたいにも思ってる。


手を出しといて妹はないだろと思われるだろうが、俺はお前を抱いた後何度も自分を呪いたくなる事があった。


快感のあとの虚しさがあった。



多分、それは罪悪感からだろうな。





俺が仕事から桜の家に帰ってきたら、薄暗い部屋で桜がワインを飲んでいた。


ひとりで飲んでんのか?

家で飲むなんて珍しいじゃねぇか。





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