美しい花−先生と甘い関係−【下】
あたしはどうしても言葉で答えられなくて、頭を横に振った。


確かに、昨日は抱かれていない。


でも、過去の事とか考えると…もう…分からない。




−バンッ……−




「桜、ちゃんと言えよ!」




トキオがいきなりドアを開けて入ってきた。


もしかして聞かれちゃった?


さっき、あたしが部屋に向かうのを心配そうな目で見てたもんね。






「ただ酔っ払って一緒に寝ただけじゃねぇだろ?」





トキオはあたしが祥介さんの事で落ち込んでたことを言ってるんだよね。


でも、だからって自分でも思うし。


話したとこであたしはふられるんだよ。




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