美しい花−先生と甘い関係−【下】
ドリンクが運ばれてくるまでの時間の沈黙が嫌だよ。


早くきてくれないかな?


やっと来てくれたドリンクをお互い乾杯もしないで口に運んだ。






「祥介くんの事、本気なの?本気で付き合ってるの?」





まただ。前にも祥介さんの友だちのカイさんに聞かれたよね。


それは多分、あたしがキャバ嬢だったから。






「…………はい」


「でもあなたキャバクラで働いてるんでしょ?ヤキモチ妬きの祥介くんが耐えられかしら?」


「仕事は辞めました」





予測外だったのか、もともと大きな目をもっと開いたサヤカさん。




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