美しい花−先生と甘い関係−【下】
店を出るなり、抱きしめられた。





「祥介さん、聞こえてたの?」




結構はなれてたのにな…。

あたしそんな大きな声で話してたかな?





「耳済まして聞いてた。全部」


「そうだったんだ」


「俺すげぇ嬉しかった」


「……うん」


「何回、嘘だって言いに行こうかと思ったことか」





やっぱり嘘だったんだ。


信じてたけど、今すごく安心してる。





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