美しい花−先生と甘い関係−【下】
あたしは鞄をもとに戻した。



バレる事なく無事に食事を済ませ、レストランを出る事ができた。


ほんとよかったよ。


でも生徒は他にもいっぱいいるんだから、こんな事は出掛けるたびにあるのかもね。



車に乗り、またどこへ向かうかも聞かされるずに発進させられた。





「どこ向かってるんですか?」


「……さあな」





目的地は決まってそうなのに、はぐらかされて教えてもらえなかった。


どこ向かってるんだ?




1時間も車を走らさせて着いた。






「…………海?」


「いつもうるせぇとこにいるから、たまにはいいだろ?」


「はい」




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