美しい花−先生と甘い関係−【下】
素直になれなくて
夕方になって帰ってきた祥介さんは『連絡できなくて悪かったな』とだけ言い、ケイくんを連れお風呂に入っていった。



あたしは謝ってほしいなんて一度も思っていないのにな…。


ただ、連絡できなかった理由がしりたかった。


言えないなら、抱きしめてくれるだけでも良かった。



それなのに疲れた顔をして帰ってきた祥介さんは、あたしと目も合わさずにお風呂に向かった。




ずっと待っていたのにって悲しくなってしまった。






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