美しい花−先生と甘い関係−【下】
祥介さんとはお酒を飲むってないな。


一応、先生だったから飲ませてくれない。


まあ、あたしも仕事で飲んでるからプライベートで飲みたいとは思わないけど。






「お前、ワインいっぱいあるけどどうしたわけ?」


「お客さんにもらった」


「あぁ、あの若い金持ちか?」


「そうかな?」






多分、あの若い金持ちってアツくんの事。


あれ以来アツくんとは会ってないけど元気かな?


アツくんはワインが好きだったよね。あたしにワインを教えてくれたのはアツくんだった。





「あの人、もう来ねぇの?」


「うん」


「いい人だったのにな」


「うん。元気でいてくれたらいいけどね」





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