美しい花−先生と甘い関係−【下】
お前を見てきて、平凡の良さがわかった。


お前はまだ若いその年で俺が経験もしたことねぇような苦労をしてる。


だから俺が平凡でも幸せを与えてやりてぇ。






「まあ、そういう事だ。俺行くわ。あいつ待たしてるし」


「もっかいよく考えろよ?また誘いにくっから」




俺はカイと一緒に家を出て、お前と食事に向かった。


そこで生徒がいてお前は逃げ出したいみたいだが、どうせ俺の事を気にしてんだろ?


噂になったら働きにくいとか。確かに働きにくくなるけど、知らねぇよ。


堂々としてりゃいい。


悪い事してるわけじゃねぇんだから。



人に何を言われてもお前だけは離さねぇよ。


お前は俺のもんなんだから。




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