ハート・オブ・ピンク
その時、

肩に手を置かれた。


私の全身に鳥肌が立つ。



「いや!!」


必死に振り払おうとしたが、
離れない。


ましてや、後ろから抱きついてきた。





「やだ!」


私は泣き叫ぶように言った。



怖い。


いきなり抱きつかれて、私は何をされるんだろう。




悪い思いが頭をいっぱいにする。



「離して!!」


叫んでも、暴れても、離してはくれない。



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