ハート・オブ・ピンク
そして、


振り向いた瞬間、私はその人の顔を見た。



・・・誰・・・?



え・・・・。


そこに立っていたのは、
私と同じ高校生ではなく、



丸いメガネをかけた

中年太りのおじさんだった。


頭はてっぺんからハゲていて


スーツを着ている。


汗とお酒の匂いが混ざって、

かなり臭い。



ここで気づいた。



酔っぱらいだ!



「・・・・いやー!!」


またも、私の体に鳥肌が立った。


こんなオッサンがなにをしようとしているの?



そして私は、


こんなキモチワルイおっさんに抱きつかれてるの!?



< 11 / 27 >

この作品をシェア

pagetop