ハート・オブ・ピンク
「俺は、鉄太さんに雇われた身だから。」


はぁ~??

意味・・・分かんない

雇われ?なんで!?


「今、なんで?って思っただろ。」


「う・・・ん。」

お見通しか・・。


「なぜかというと、俺はお前のボディーガードだからだ。」



えー??


いた、まず質問の答えになってないし。


「オレ、じつは中3までアメリカに住んでて
 アメリカのボディーガードスクールに通ってたんだ。
 そんで、卒業して
 日本に来たって訳。お前のお父さんに雇われてな。」


なんで、私のボディーガード??

「そんなに驚くことでもなくない?
 この学校じゃ、ボディーガードなんてみんないるじゃん。」


そうだけど、北くんが私のボディガードなんて・・・。






私の通う高校は超名門の金持ち学校。


お坊ちゃまやお譲様がうじゃうじゃいるのだ
\(゜ロ\)(/ロ゜)/




もちろん、私もその中の一人で
自分で言うのもあれだけど、

世界でもトップを争う大企業の後継ぎ。


そして、パパはその大企業「シノハラグループ」の
社長で、おじいちゃんは会長。



確かに、先月まで私にもボディーガードがいた。

しかし、突然辞めてしまった。

そんなことはしょっちゅうあるので、
あまり気にはしていなかった。


まさか、こんな所で新しいボディガードがいるなんて


思ってもみなかった。


「って、事で今日からずっと一緒だから。」


でも、その時私の中で

疑問が浮かんだ。


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