ハート・オブ・ピンク
颯(はやて)くんって何組だっけ??


「スミちゃ~ん。」

すぐに助けを求めてしまう。



「ハイハイ。えーっと北 颯の教室は・・・2組!」


2組かぁ。


あたしたちは5組だから、校舎が違うのかぁ。


でも、教室移動で会えるよね!




うきうきワクワク



いまなら、めっちゃポジティブになれそう!



って、思ってたら
早速颯くんが通った!!



「おは・・・おはよう。」



「ばっか!結!声ちっさいよ!」


後ろで、スミちゃんが起こってる。



しまった・・・。


聞こえてないかな・・?


顔面をあげると、そこには一人の男の人。


颯くんが立っていた。



「お・・おはよ。」


勇気を出して、言った。


颯くんは、私を見降ろし。


「誰?つーかどけよ。」



と、冷たく言い放した。



「うわぁ~」



スミちゃんの声。


「あ、ごめんなさい。」



私はすぐに、その場をどいた。



そうだよね・・・。


いきなり知らない女が立って、


なれなれしくおはようって・・・・。


気持ち悪いね。






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