ハート・オブ・ピンク
その間にも、


足音は少しずつ近づいてくる。



コツコツコツコツ。



足音がピタっと止んだ。



振り向かなくてもわかる。


今、まさに私の真後ろに立っている。





どうする事もできず、


振り返る勇気もなかった。



「どうしよう。」



頭でそう考えてるうちに、
何かされるのではと不安だった。



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