＊Heart drop game＊ ―ハート落としゲーム―

アタシは実琴と男子３人のグループでいつも生活している。
移動教室も一緒に行動するし、休み時間もいつも一緒の仲良しだ。
アタシはそのグループのリーダーみたいな感じで、アタシのお願いならだいたいなんでも聞いてくれる。

「麗那って何でそんなに可愛いの？」

ふいに、実琴がアタシに聞いてきた。

「日ごろの努力のたまものよっ」

可愛いといわれて上機嫌のアタシ。
でも、本当に努力はしてる。
朝早くおきて髪をブラッシングするし、化粧水もお小遣いで高いの買ったりするし、夜は肌が悪くならないように早く寝たりも。

「さすが、男１００人切りの麗那さん！よっ！」

アタシの男子グループの一人、祐志がからかう。

「１００人切りなんてしないわよ！アタシは純情ピュアハートなんだからー！」
「どこがー！？」
「あはははは！」

たわいも無い話をしていると、担任が教室に入ってきた。
朝のホームルームがはじまる。