祐樹&優紀 ~重なりあったとき、運命のとびらがひらかれる~
~第1章~
<優紀side>
 高校2年生も、意外といそがしい。

なんたって、クラブ活動に部活動。

私は、長身をいかして、

バスケ部にバレークラブ。

授業もあるし、ついていくのが

精一杯の毎日。 

学校につくと、親友の吉野真紀が話しかけてきた。

「優紀~」

「あっおはよ~><」

「おはよう。」

んっ? なんか、変!

「真紀、どうかした?」

「実は・・・」

「なに?」

「実はね、好きな人できたの。」

なんだそんなこと。 

私は、とっくにできてるよ。

「で、だれ?」

「川島直樹。」

「へえ。 よく知らないなあ~」

「かっこいいんだよ! すっごく。」

そうかな? 雄樹に比べたら、なんだって感じだよ!
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