Gold Angel〜不良校のシンデレラ〜2
スタートラインに立つと
「どうせ遅いんだろー!!」
「あきらめれば〜!!」
「ぎゃははは!」
野次馬野郎が……
いい加減、黙「チッ!うるせえな。」
……いまの私じゃないよ。
広山だよ。
あれ?
さっきまでニコニコしてたよね。
黒い笑みになってるよ
……腹黒?
うわー。恍みたい……。
「なに考えてるんですか。始まりますよ。」
おっと。
始まるか
私は位置について
―――パンッ!
ピストルが鳴ると同時に走り出した
みんなは水城より広山を期待の目で見ていた
広山がゴールすると
「広山さん。速い!5.7秒だってさ!」
「真面目クン、まだゴールしてねぇし。」
「ダッさ。(笑)」
生徒達が言っていると
『なに言ってるんですか?
俺は広山さんより速くゴールしましたけど?』