《アタシだけの王子様》
「ナナ、ほら、王子だよ」
アタシたちの前を王子が通り過ぎる。
アタシの親友の真美ちゃんは、アタシの肩をバシバシ叩いて喜ぶ。
「朝から見ちゃった!今日はラッキー」
真美ちゃんは顔をほころばせる。
あ、紹介遅れてごめんあそばせ。
アタシ、七瀬拓海。
みんなにはナナって呼ばれてる。
だって拓海なんて男みたいな名前。
好きにはなれないもん。
「てか王子なんかのどこがいいのよ?」
アタシは呟く。
アタシたちの前を王子が通り過ぎる。
アタシの親友の真美ちゃんは、アタシの肩をバシバシ叩いて喜ぶ。
「朝から見ちゃった!今日はラッキー」
真美ちゃんは顔をほころばせる。
あ、紹介遅れてごめんあそばせ。
アタシ、七瀬拓海。
みんなにはナナって呼ばれてる。
だって拓海なんて男みたいな名前。
好きにはなれないもん。
「てか王子なんかのどこがいいのよ?」
アタシは呟く。