僕の記憶


惜しい駒を捨てたもんだ。


彼女は僕のいいなりだったからね。



この小さな手で何人殺害したことか。




ふふふ…

考えただけでも興奮するよね。




さて、この駒。

使い終わってしまってはもうゴミにしか過ぎない。



僕は彼女の抜け殻を外に捨てた。



最後くらい、いろんな人の目に曝(さら)してあげようじゃないか。



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