僕の記憶
世直しな仕事
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僕がこの世に記憶だけ残った理由、それは単純だ。
この世界に残留思念があったからね。
言わば思い残しってとこかな。
思い残しっていうよりは、怨念とか、そのへん?
兎に角僕はやらなきゃいけない仕事が一杯あった。
あ、仕事っていっても、社会で働くってことじゃないんだ。
僕自身の仕事。
それに僕は自分でお金なんて稼ぐ必要なかったからね。
ま、金持ちってこと。
親は金くれるし、とりあえず金に困ったことなんて一回もないよ。
本当だって。
ま、無理に信じなくても構わないよ。