君がいてくれるなら


相変わらず私を見詰める先輩の瞳は、吸い込まれそうなほど魅力的

目が放せなくなってる私は、なんだかクラクラとしてきちゃう。


「将人・・・。」


ゆっくりと自分の口から先輩の名前がこぼれる。

その瞬間、先輩の瞳の奥が揺れて

満面の笑顔が私の目の前に広がった。


「実莉・・・」


先輩が私の名前を呼び、片手で私の頭を包むように撫ぜた瞬間

視界が先輩でイッパイになった












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