君がいてくれるなら


文化祭の準備で板にペンキを塗ながら、おしゃべりに花が咲く


「でも、もの凄く好きになる前でよかったのかも。
彼女らしき人を前に見掛けたけど、キレイな人だったしさ。
好きなまま見掛けてたら、絶対に立ち直れなかったよ。」

「ん~まぁ憧れの先輩的な感じだったもんね。」

「そうなんだよねぇ。
私の好きは、なぉが宮田君を思ってるような好きとは違ったんだよ。」

「なっ!何で私の話がでるのよっ!」


顔を赤くして慌てるなぉ

まったく…可愛いんだから☆

まるで私が持ってるピンク色のペンキを付けたみたいに

宮田君の名前を出しただけで、なぉのほっぺたがピンク色に染まった。




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