君がいてくれるなら
やがてお店に着いて真っ先に、と言うより結局ドーナツやさんへ。
色んなトッピングが乗ったドーナツ達が、所狭しと並び魅惑の香りを漂わせてる。
「希美幾つたべるのよ。」
「え~これでもだいぶ絞ったんだよ?」
希美のトレーの上には既に4個、見るからに高カロリーなドーナツが乗っていた。
つい思わず突っ込んだ私に、幸せそうな笑顔を向ける希美
そんな笑顔で返されちゃ、もう何も言えない。
私はお気に入りのドーナツを1個トレーに乗せて、レジに向った。
会計を済ませて先に済んだ由香てなぉが座る席に座った。
続いて希美も席につく。
その手に持つトレーの上を見て、みんなが絶句をしたのは言う間でもない。