君がいてくれるなら


私はお父さんと弟のチョコレートと

あと、先輩へ…


チョコレートを持ってレジに並んだ。


私の手元を見たなぉは、何も言わずニッコリ笑った。


本当にあげれるかどうかは分からないけど

先輩にあげるチョコを買った私は

少しだけ

ほんの少しだけど



前に一歩

進めた気がした


なぉが良いんじゃないって言った、ネイビーブルーの箱のギフト


その中には後押ししてくれたなぉの想いと

私の一歩


そして憧れが

恋にかわる

何かが



詰まっていたのかもしれない











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