君がいてくれるなら


やだ、声がうわずっちゃう。


『あ、実莉ちゃん?
急にゴメン。』

「あっいえっ大丈夫です!」


電話ごしに聞こえてくる先輩の低い声


ドキッとして思わず声張っちゃう…

なんかやっぱり、改めて電話って照れる…


『帰ったばっかり?』

「はっはい。先輩は?」

『あぁ俺もさっき帰ったとこだよ。
帰る時、体育館の所で実莉ちゃん見掛けたからそろそろ家かなと思ってさ。
疲れてない?』

「あっだっ大丈夫です。」


体育館の所って部活終わって部室に戻る前かな?


知らない間に先輩に見られてたなんて、私おかしな事して無かったかな?


今日みんなとふざけて大笑いしてたし。




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