君がいてくれるなら
「あっ、それあたしも思ったぁ~。」
ポテトチップスをほお張りながら希美も頷いてる。
「え~私は“ただ渡したいから待ってて”の方だと思うけどな。」
綺麗な黒髪を結い直しながら咲も言う。
「う~ん。どっちとも取れるよねぇ。」
みんなの意見を聞いた由香は腕を組んで悩んでる。
さすがリーダー…
って関心してる場合じゃなけど
部室にいるメンバーみんなでこうやって話しあってると、傍から見たらきっとミーティングに見えるだろうな。
ある意味重要なミーティングなんだけど。
私の事なのに、みんなこんな風に一生懸命に考えてくれてありがたいな。